SCRAP主催のリアル脱出ゲーム「夜の展望台からの脱出」に参戦してきました。（※ネタバレはしていません）

リアル脱出ゲームには、ひと月に1回くらいのペースで参戦しているのですが、常設のヒミツキチオブスクラップ原宿で行なうものに比べ、外部施設で行なうものは頭だけでなく足も使う必要があり、より「脱出してる感」がありますね！ちなみに一番疲れたのは、多摩センターにある遊園地”よみうりランド”で行なった「夜の遊園地からの脱出」。ひたすら歩き回った挙句、半分ちょっとしか謎も解けず、無念でした。

そして今回は何ともロマンチックな場所、六本木ヒルズの展望台からの脱出です。

普段は洒落たカップル達が跳梁跋扈する、ある特定層の人間から見ると魔窟のような場所なのですが、今回も幾千の脱出ゲームに敗北したであろう孤独な闘士達がちらほらと見受けられました。まぁ、要するにお一人様が多かったんですね。

夜の展望台からの脱出も例に漏れず、リアル脱出ゲームは公演期間が終わるまで内容について一切口外してはならない掟があります。もしこの掟を破ると、あなたは今後絶対に脱出することができなくなるという呪い付きなので、当然ながら私も口を噤みます。。。

しかしそうすると面白みのない記事になってしまうので、ネタバレにならない程度に解説してみますね。

まず、今回はかなり歩かされます。ヒールはやめたほうがいいですよ。疲れて座り込んでいる人もちらほらといましたし。

また、夜の展望台内は非常に暗いです。まあ本来は夜景を楽しむわけですから暗いのは当たり前ですが。

※こんな感じに暗ーいです。

スマホの方はライトのアプリなんかを入れておくと役立つんじゃないでしょうか？暗い中で手渡された資料と格闘するのはなかなかに厳しい・・・。

そしてこれは毎度毎度のことなのですが、手渡されたものに「不要」なものは何一つありません！まさかこれは関係ないだろう、というものが大体はヒントだったりします。詳しくは言えませんが、今回もまさにそうでした。

・・・・

ええ、はい、今回もクリアならずでしたが、何か？

というのも、最後の謎が難しすぎです。正直思いつきもしませんでした。答えあわせの際も、参加者のどよめきが半端無かったですよ。

こんなの解けた人いるのか？と思っていると、司会者からなんと「1名」だけ脱出できた人がいると発表があり、会場には更なるどよめきが！そしていよいよ脱出者の登場！とスモークが焚かれたそこには・・・誰もいない？ますますどよめく会場に向けて司会者がこのようなことをポツリ。

「終電に間に合わないとのことので、解答発表を待たずに帰られました。」

どよめきが一瞬で爆笑の渦に変化したことは、言うまでもありません。

そう、今回のリアル脱出ゲームは「夜の展望台」からの脱出。しかも六本木ヒルズの展望台を貸し切るということから、開始時間が19:45～の回と、22:10～の回の2回しか用意されていなかったのです。早い時間の方はチケットが一瞬で売り切れたことから、脱出者の方はきっと、終電との闘いになることを分かりながら、しぶしぶ後の時間の回に参加したのでしょう。

そして展望台から華麗に脱出し、栄光と賞賛の場を颯爽と離れ、一足先に会場を後にする。

なんでしょう、このカッコよさは！

このくそ難しい謎を解き明かすことはできても、終電との闘いには勝てなかった脱出者。

きっとこの脱出者は伝説となり、リアル脱出ゲームの歴史として、永遠に語り継がれていくことでしょう・・・。

謎を解き明かすことはできませんでしたが、記憶に残る印象深いイベントとなりました！

ありがとう、脱出者の方！

※せっかく展望台に来たので、夜景と会場風景をアップしておきます。