Think the Earth主催 内沼晋太郎「街の本屋から世界を見る」セミナーに参加しました。
去る22日金曜日、東京ミッドタウン5Fにあるデザインハブ内「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」にて行なわれた、ブックコーディネイターの内沼晋太郎さんのセミナー「街の本屋から世界を見る」に参加してきました。
本イベントは、NPOの”Think the Earth”が主催されました。
http://www.thinktheearth.net/jp/
”Think the Earth”のコンセプトについて、上記ウェブページにはこう書いてあります。
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http://www.thinktheearth.net/jp/about/
1日何回、地球のことを想いますか?……
Think the Earthは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足したNPOです。持続可能な社会の実現のために、ビジネスを通じて社会に貢献するしくみを提供し、コミュニケーションやクリエイティブの力で環境問題や社会問題について考え、行動する、きっかけづくりを行っています。
環境や社会問題への無関心とあきらめの心こそ最大の課題ととらえ、ウェブサイトや書籍などで情報発信を行っているほか、企業やNPO、クリエイターとともに誰もが参加できるプロジェクトを開発・提供しています。
ミッション
持続可能な社会の実現に向け、 環境問題や社会問題への無関心を減らし、 Think the Earthする人(=地球的視野で考え行動する人)を 世界中に育て、増やしていくこと。
①エコロジーとエコノミーの共存を目指す
事業活動を通じた社会貢献を、企業やNPOとともに
②クリエイティブに発信。想像力に働きかける
頭だけでなく、こころやからだで感じ、考えるアプローチ
③中間支援型のNPOとして人と社会をつなぐ
企業やNPO、教育・研究機関などとのコラボレーション
④広報・普及啓発・教育(CEPA)活動
出版活動、メディアとの連携、研修/ワークショップ等
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私はこのコンセプトに強く共感しており、ヘンテナプロジェクトとして参加しました。個人会員としては、”アースコミュニケーター”という肩書きで協賛することができるようです。
↓コチラ
http://www.thinktheearth.net/jp/join/communicator/
今回参加してみて、その共感はますます強くなったため、このプロジェクトを”アースコミュニケーター”としても動かしていきたいな、と考えています。もし興味を持たれましたら、ぜひ上記ウェブページを読んでみてください。
さて、今回はミッションの④にあたる活動であるワークショップのような形でのセミナーですね。
ゲストは、ブックコーディネイターの内沼晋太郎さん。私が敬愛する方です。
下北沢で「B&B」という書店を運営されており、今回はその書店と、ブックコーディネイターとして活動されている事業から見た”世界”という、一見どう繋がっていくのか分からないようなテーマで行なわれました。
これについて、内沼さんは多少照れながらもこのように答えられました。
”本屋は、日常の中で一番身近な世界への入り口である。”
さらに、街の本屋からみた世界については3つの視点があるとのことです。
視点①・どんなものでも、それについて書かれた”本”がある。
視点②・小さな本屋。「この面白そうな本」はない。「何か面白そうな本」がある。
視点③・「街の本屋」というビジネスモデルは、もはや崩壊している。
世界を語る上で、この視点①はとても重要なのではないでしょうか?あらゆることは、書物の中にある、と言い換えてもいいのかもしれない。私は正直、目からウロコでした。
本というものは特殊な流通品で、東京でも、北海道でも、沖縄でも、どこでも同じ価格である。また、値引きもされない。日本のどこを見渡してもこんな不思議な品はないでしょう。それだけに、差別化できないともいえる。店によって違いを出せるのは純粋な本の質ではない。本の見せ方、なのです。
本がこんなに面白いものだとは知らなかった!
本の面白さに触れた方がよくそう言います。こんなに本が世の中に溢れているのに、本の面白さを伝えてくれる人がいない!・・・そんなことから、「人と本との出会いをつくる仕事」をしたいと考えるようになり、内沼さんは”ブックコーディネイター”という肩書きで仕事をするようになったそうです。
人と世界を繋ぐもの、それは本や書店なのかもしれませんね。
※セミナー終了後に、交流会が行なわれました。NPOの方だけではなく、一般の会社員や大学生など、幅広い方が参加されていて、思わぬ繋がりが産まれる空間となりました。