<<移転しました>>平田オリザ 『幕が上がる』 「私たちは、演じつづけて 何になるのだろう 」ーその答えがここに。
劇作家・平田オリザが書いた初めての小説『幕が上がる』を読み終えた私は、とても清々しい気持ちになりました。ひさしぶりに、完璧な青春小説を読んだ気がします。どちらかというと朝井リョウ『桐島、部活辞めるってよ』や、古谷実『ヒミズ』といったダークサイド青春モノが大好きな私には、こういったお日様のような温かさを持つ青春小説はあまり合わないことが多いんです。
ですが、この「演劇」にかける情熱!友情!少しの恋・・・ベタなところが山ほどあるにも関わらず、とっても読みやすい文体を道しるべにスイスイと読みすすめてしまい、あろうことか最後の『銀河鉄道の夜』の上演シーンで泣いてしまうという、ダークサイド青春時代を過ごした者としてあるまじき体験をしてしまいました。これ以上に清々しいものなんてない、と言い切りたいくらいに清々しいです。
なんか、私の知ってる青春時代と違う。
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平田オリザ 『幕が上がる』 「私たちは、演じつづけて 何になるのだろう 」ーその答えがここに。