祝・『株式会社アトラス』復活! セガがインデックスの会社分割を発表。
ファミコン発売と同年に生まれ、青春時代をゲームと共に過ごした私にとってこれは嬉しすぎるニュース!
セガがインデックスの会社分割を発表、株式会社アトラスが復活
プリクラの元祖としてのアトラス
株式会社アトラスといっても、ゲームをしない人は知らない人が多いかもしれません。しかし、プリクラの語源となった「プリント倶楽部」を開発したのは他ならぬこのアトラスなんですよ!アトラスがなければ、日本にここまでプリクラは普及しなかったかもしれません。全国の女子高生(元女子高生含む)はアトラスに感謝してほしいものです。
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女神転生、ペルソナ・・・築き上げたブランドのゆくえ
さて、このアトラスブランドを巡っては紆余曲折ありました。1986年に創業して以来、「女神転生シリーズ」「世界樹の迷宮シリーズ」「豪血寺一族シリーズ」、そして今最もメディアミックスを含め成功しているといっても過言ではない「ペルソナシリーズ」という、出せば20万本クラスの販売数は確実に見込めるソフトを世に出しながらも、2010年にはインデックスに吸収合併され、「アトラス」という名前は、インデックスが持つブランドのひとつとして存在するのみとなってしまいました。
そのインデックスも2013年に粉飾決算で倒産。民事再生手続きを申請し、再生パートナーがどこになるのか、アトラスファンにとっては気が気でない時期がありました。
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セガの粋なはからい
大方の予想通り、そして多くファンの希望通り、株式会社セガが再生のパートナーとなりました。セガは「株式会社セガドリーム」を新設してインデックスが行なっていた事業を継承し、その後にセガドリームの社名を「インデックス」に変更。そして2014年2月18日、連結子会社であるインデックスの会社分割を発表しました。
ゲームブランド「アトラス」は、2014年4月1日付で、株式会社アトラスとして事業継続をさせていただくことをご報告させていただきます。 これからもご愛顧ご声援の程、よろしくお願いいたします。 http://t.co/PmTlEsPs6d
— Atlus (@Atlus_jp) 2014, 2月 18
この分割により株式会社インデックスは、
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①デジタルゲーム関連事業をおこなう株式会社アトラス(分割元、インデックスから商号変更)
②コンテンツ&ソリューション関連事業をおこなう株式会社インデックス(新設)
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となります。
分割と商号、両方とも変更は2014年4月1日付で実施されることになり、つまり株式会社アトラスが名実ともに復活することになりました!
「ありがとう!セガ!」
アトラスブランドのゲームは今も息づいている。新作も発表されていて、たくさんのメディアミックスによりゲームだけではなく、アニメやコミックと広がる一方。ファンに愛されているブランド名を、蘇らせる選択をとったセガ。私たちアトラスファンは、セガの「粋なはからい」を一生忘れることはないでしょう。
※インデックスについては下記の記事が詳しいです。