「昼寝制度」がなかなか導入できないのは、休憩中にも仕事をさせられているから。
この記事を読みました。
30分の昼寝で仕事の能率は間違いなく上がる
日本の企業で、昼休みに昼寝をしてもいい制度を導入するなんて無理だろうなと思っていたら、最近は導入する企業が増えてきているようです。実感としてもよくわかるのは、無理に眠気を覚まそうとするよりも仮眠を取った方が能率がいいということ。特に学生や内勤のサラリーマンでしたら、この気持ちはよくわかるのではないでしょうか。
私が会社員をしていた頃は、休憩時には意識的に眠るようにしていました。外勤の営業マンだったときは15分くらいでササッと昼ご飯を食べた後、社用車で30分ほど寝ていましたし、内勤の事務の仕事でも昼ご飯を食べた後には、社用机や空き会議室などで仮眠をとっていました。無理に眠気を覚ますためフリスクを口に投げ込んだり、ブラックブラックガムをひたすら噛んだり、眠眠打破やメガシャキを毎日のように飲むよりも、欲求に従って素直に寝てしまった方が、圧倒的に能率は上がります。
もちろんこういった仮眠を認めない会社も多かったですね。そもそも「働きにきている会社で寝るとは何事だ!」と頭ごなしに怒鳴りつける輩のような会社は論外ですが。別に仕事中に寝ているわけではないですからね。というより、仕事中に寝てしまわないように休憩中に仮眠をとっているというのに、ふざけた話です。
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私たちが昼寝できないのは、休憩中に仕事をさせられているから
元記事で、昼寝制度を導入しているIT企業・ヒューゴの中田社長はこのように述べています。
「当社は13時から16時まで社員は3時間の休みを取り、原則仕事はすべて中断し全員で昼寝をしています。その間の電話への対応は基本行わず、16時以降に電話で折り返し、もしくはメールでご連絡いただくよう音声案内でお願いしています。仕事は期限通りに納品をしているため、今まで昼寝が問題になったことは一度もありませんよ」
これ、本当に素晴らしいと思います。「休憩」のなんたるかをしっかり理解して導入されていることがよく分かりますね。
以前に務めたことがある会社では、電話対応がやたら多い仕事にも関わらず昼休みは一斉休憩でした。一斉と言われても、全員が外へ出たら電話が鳴ったときにとる人がいません。かといって営業スタッフが代わりに電話に出てくれるわけでもなし。結局交代で外食に行ったり買い出しにいったりするわけですが、お互いに配慮し合いながら休憩をとるのって、私にとってはかなり苦痛でした。ここでの事務仕事は一日中同じスタッフと関わり続けるというのに、昼休みまで一緒に食事にいったりしなければならないのは面倒で仕方ありません。別に食事をするだけが休憩ではありません。先述の仮眠も休憩の一部です。
本来、休憩中に何をしようが従業員の勝手でしょう。それが自由にできないのは、休憩時間中にも仕事をさせられているから。全てではないにしろ、一理あると思っています。電話番や来客応対って、立派な仕事ですよね。例えどれだけ対外的に「当社は12時〜13時までは昼休憩となっておりますので、来客・電話等の対応は致しかねます。」と謳ったところで、来客はあるだろうし電話もかかってきます。であるならば、交代休憩を取り入れるなどして十分に休息をとれる仕組みにすればいいんじゃないでしょうか。
従業員にきっちりと休憩時間を取らせリフレッシュさせる。勤務時間MAXまで会社に拘束して働かせるのが、本当に効率的なのかよく考えた方がいい。「会社にいる間は全ての時間を仕事や会社に使え!」と宣う頭の悪い経営者が多かったので、思わずこの記事を題材にしてしまいました。昼寝することで復活する効率を早く認めてほしいものです。