スーパーマリオの世界を自分でつくってみませんか? 待望のマリオツクール『Mario Maker』
昨日に引き続き、世界最大のビデオゲーム見本市『E3(イースリー)』で紹介された任天堂の新しいゲームについて紹介します。
先日紹介した『Splatoon』は大きく話題となったソフトですが、本日紹介するソフトも負けず劣らず話題になっています。何せ世界的に有名な「スーパーマリオ」の系譜に連なるソフトですから。
まずはプロモーションビデオを見ていただきましょう。↓
『Splatoon』の時もそうでしたが、どんなゲームなのかはこの2分弱の動画を見れば誰でも分かるようになっています。
誰でも知っているスーパーマリオのステージ1から動画はスタートします。しかし進んでいくと、あきらかに進めないであろう長い土管に出くわし、途方に暮れるマリオ。
ボタンひとつ押すだけで「編集」画面が開き、画面上部に表示されるパレットから障害物を設置したり取り除いたり、サイズを変えたりする処理を、タッチペンで直感的に操作することができます。
長くて通れなかった土管もサイズを小さくしてこの通り。
さらにゴールポール手前にジャンプ台を設置して、簡単に高得点をゲット!
そう、スーパーマリオのステージを自由に編集して遊ぶことができるゲームソフトなんです!名前は『Mario Maker(マリオメーカー)』。いわゆるツクール系のゲームはそれこそスーパーファミコンの時代からありますね。これはあらかじめ設定されてるパーツを組み立てて、ロールプレイング・シューティング・アクションなどのジャンルのゲームを自分でつくるのがコンセプト。もちろんつくったゲームは遊ぶことができますし、一番の醍醐味は自分でつくったゲームを友だちに遊んでもらうことでしょう。気軽にゲームクリエイターを味わえる、おもしろいコンセプトだと思います。
このマリオメーカーは、あくまでスーパーマリオの世界観を利用しながら好きなステージをつくることができるというもの。例えば下の画面をご覧下さい。↓
こんな複雑なステージも簡単につくることができるのがマリオメーカーの特徴でもありますが、ひょっとしたら見たことがあるなと思う人もいるかもしれませんね。
実は、Wii Uで発売され『NewスーパーマリオブラザーズU』のステージがモチーフになっているんですね。そっくり!
こんなふうに、マリオをゴールさせないようにすることもできます。遊び心がふんだんに盛り込まれており、マリオが好きな人ならたまらないゲームになりそうです。プログラミングが学校の必修科目になる時代が遅かれ早かれやってきます。そうなると、ゲームは遊ぶものではなく、つくるものに変わっていくかもしれません。直感的にゲームをつくる楽しさを味わえるゲームとして、マリオメーカーは受け入れられていくのかもしれませんね。発売が今から楽しみです!
詳しくはコチラの記事がおもしろいのでぜひご覧になってみてください。↓
『スーパーマリオ』のステージを自作できる『Mario Maker』デモ版、インプレッション « WIRED.jp
音楽は編集できるようになるのだろうか? 『マリオペイント』の音楽作成ツールは現在も愛されている。似たテーマ音楽の利用を全員に強制してマリオの純粋さを維持しなければいけないと任天堂が判断していないのならば、マリオペイントのものに似たツールがあるとぴったりだ。
作成したステージの共有や配信をどこまでできるのかについて、任天堂はE3で何も述べなかった。Wii U利用者に可能なステージ共有が大きく制限されるとすればガッカリだ。われわれがつくったものは、やってみたいという人に自由に共有できるべきだ。
(中略)
クッパに誰が(何が)さらわれるのかをゲームの最初に選んだり、別の小さなお話を選んだりできるゲームを、わたしは楽しみにしている。プレイヤーがさまざまなステージを組み合わせてひとつのゲームをつくることができたり、そのようにしてつくったゲームを共有できたりするといいと思う。