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http://hentenna.hatenablog.com/entry/2014/03/09/121004

クーリエ・ジャポン 2013年3月号の一記事、ひどすぎる給食の”食べログ”がおもしろいです!

ビジネス書籍はあまり読まないのですが、唯一、クーリエ・ジャポンという雑誌は取り扱う記事が魅力的でよく買っています。世界を対象とした記事構成なのですが、あくまでその中でニッポンはどうするべきか?といったことが主題とされているので、グローバルな視点を持つためにも、非常に有益な本だと推します。

 

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※ちなみに最新の3月号は創刊100号です。本の売れない時代に、喜ばしいことですね!

 

さて、そんな3月号もとても興味深い記事が満載だったのですが、私が特に惹かれたのが、マーサ・ペインというスコットランドに住む10歳の女の子が昨年4月に開設したブログが、初めての投稿に25,000件のアクセスがあったことを報じる記事でした。同じブログを書いているものとして、これは衝撃の出来事です。開設2週間後には30万件、半年後には850万件という途方もない数字に愕然とすること請け合いです。

 

そのブログの名前は「Never Seconds(おかわりは勘弁)」

マーサの通う学校で出される”残念な給食”について記録し、コメントと点数評価を追記しただけのものでしたが、そのあまりに残念な給食っぷりに同情的なコメントが殺到したという。ブログを見ていただくとわかりますが、実に残念な出来。というか、まずそう。子供をお持ちの方は、実の子供が学校でどんな給食を食べているのか、目で見たほうがよいかもしれません。ちなみに私は中学校までは給食でしたが、こうして比べてみると、「まとも」だったことがわかりました。よかった。。。

↓下記がそのサイト

http://neverseconds.blogspot.jp/

 

ここまではまだ比較的ほのぼのした話ではあるが、ここからがたった10歳のマーサの本領発揮、あるとき読者より「食べられるだけ幸せでしょ」と厳しく指摘されたことから、アフリカの貧しい子供のために募金活動を始めるのです!たった10歳の女の子が!

このことが話題になり、地元自治体に批判が集まったことから、自治体が学校に圧力をかけ、マーサが給食の写真を撮ることを禁じられるトラブルもあったが、これが逆に話題を集め、マーサは1400万円もの寄付金を集めることに成功したとのこと。裏では大人が動いている(だろう)とはいえ、それで助かる命があるのだから何も言うことはないでしょう。本当に素晴らしい話だと思います。

 

これまでの流れをまとめた本を出版したり、ユニセフセーブ・ザ・チルドレンが後援するキャンペーンの親善大使にも選ばれるなど、マーサの快進撃はまだまだ続く。もともとは給食改善を考えての行動が、世界の食糧危機問題にまで繋がっていくとは、誰が考えただろう?

見習うべき者は、大人だけではないのですね、きっと。

 

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↓この話が載っているクーリエはこちら

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 03月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 03月号 [雑誌]

 

↓変な給食に興味を持ったかたはこちらも。おもしろいですよ。

変な給食

変な給食

 

 

 

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