SCRAP ”リアル脱出ゲーム 終わらない学級会からの脱出” に参加してきました(※ネタバレはしていません)。
3連休初日の2月9日、リアル脱出ゲームを2回と映画1本というハードスケジュールを過ごしました。それぞれの合間が30分ほどで、これ程までに時間の無駄がないスケジュールをこなせたのは初めてかもしれません。。。それぞれ素晴らしい内容だったので、別々のテーマで区切って紹介したいと思います。
まず最初にトライしたのが、SCRAPが主催するリアル脱出ゲーム”終わらない学級会からの脱出”です。・・・とは言っても当脱出ゲームのイベントは、上演期間が過ぎるまで内容については一切他言してはならない都合上、踏み込んだところまでは話ができません。ああ、もどかしい!
※すみません、どうやっても縦型になってしまいます・・・。
そもそもリアル脱出ゲームとはなにか、SCRAPのホームページにはこう案内されています。
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http://realdgame.jp/archives/category/about
リアル脱出ゲームとは
ある部屋にあなたは突然閉じ込められる。周りには同じ境遇の人たちがたくさんいる。
部屋にはさまざまなアイテム、暗号、パズルが隠されているようだ。
暗号を解き、鍵を開き、箱を開け、制限時間内に最後の鍵を手に入れることができれば
あなたは脱出に成功する。
しかし、時間内に脱出できなくても悲しむことはない。
また次の謎に挑めばいいのだから。
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ケータイのアプリやパソコンゲームで脱出ゲームというものは、すでにひとつのジャンルとして成立するほど認知されています。かくいう私も大好きで、所有しているiphoneには大量の脱出ゲームをインストールしています(脱出成功率は悲しいくらい低いのですが・・・)。
それを、実際に参加型のイベントとしてやってみたらどうか、と考えてプランニングしたのが、私の地元・京都にある企業”SCRAP"の代表、加藤隆生さんです。加藤さんは多才で、”ロボピッチャー”というバンドでボーカルを担当されているのですが、これがまたカッコいいロックバンドです。ここしばらく活動休止していたのですが、今年に入って再始動しました。渋谷でのライブにも行ってきましたが、ブランクを感じさせないカッコよさでしたよ。
夕暮れ時を待ちながら/ロボピッチャー 2009/4/28 Vol.2
また、フリーペーパーも発行されています。
リアル脱出ゲームは全国津々浦々で実施されているのですが、常設の施設は東京と京都にしかありません。それ以外の地域は、ツアーのようなかたちでその折々で施設を借りて実施されています。今回は常設の原宿ヒミツキチオブスクラップに行ってきました。
参加は5回目なのですが、無事に脱出できたのはこれまでたったの1回。しかもメンバーに恵まれたことが幸いしたからと言えます。
そのメンバーについてですが、リアル脱出ゲームは大体6人で1チームで行ないます。私は毎回連れを1名誘って参加していますが、残りのメンバーは初対面の他人なんですよね。ここがおもしろいところで、コミュニケーションをとらないと脱出はほぼ不可能なんです。いやでもコミュニケーションを図る必要が出てくるわけですが、不思議なことに”脱出”というひとつの目標に向かうと協調性が湧きでてきます。2人組で参加している方が多いので自然と2人1組になりそうですが、ゲーム自体がおもしろくできていて、その他人と2人で行動することになったり、3人ずつに分かれて謎解きを行なったりと多種多様なパターンが存在します。もちろん仲良し6人組で参加というのも、それはそれでおもしろいでしょうね。
いろんなイベントに参加してきましたが、リアル脱出ゲームほど自然なコミュニケーションを他人と取れるものはありませんでした。知らない人との”出会い”にも期待できますし、合コンや今流行りの婚活などよりもよっぽど”出会える”と思います。脱出という危機を乗り越えた(失敗しても)メンバーには、不思議な高揚感がもたらされます。話を聞くに、実際にリアル脱出ゲームを通じて生まれた恋や、新しい仕事関係、新しい友人ができた実績もあるようです。
参加型のイベントとしてもめっぽうおもしろく、人と繋がれたり、発想力を高じたりと、今までにない満足感を得られるこのリアル脱出ゲーム、ぜひ多くの人に味わっていただきたいです。
ちなみに今回参加した”終わらない学級会からの脱出”は、ラストの謎が解けず、後一歩で脱出することができませんでした・・・無念。どうやら難易度はかなり低めに設定されていたらしく、5回目の参加にも関わらず、なんともふがいない結果です。
残念ながら何ひとつ内容については触れられないのですが、今回も練りこまれたとてもおもしろいイベントでした。このイベントにこれから参加される方のために、ネタバレにならないようなアドバイスを2つ(これはSCRAP主催のリアル脱出ゲーム全般に該当します)。
1つ、だいたいのイベントでは最初に注意書きのようなもの配られますが、これをしっかりとよく読むこと!ヒントが隠されている可能性が高いです。
2つ、開始前に司会者がイベントのルールを説明しますが、その話の中にすでにヒントが練りこまれています。聞き漏らさないようにしましょう!
これくらいであれば問題ないと思うのですが、もし注意を受けたら速攻で削除します。あしからず・・・。
この脱出ゲームの5時間後、今度は場所を銀座に移して”マジックショーからの脱出 ~この部屋にはタネもシカケもある~”に参加してきました。結果についてはまた後ほど。