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人と人を結びつけるWebサービス『コーヒーミーティング』を利用するきっかけとなった、自分の「人生観」について。

普段私は会社員として、人事総務の仕事に就いています。

総務の仕事は会社を円滑に回すために重要な仕事ですし、人事の仕事は「会社を支える人を選ぶ」ということからも責任感の必要な仕事なのですが、2年程働いてみて、ふと思いました。

 

「あれ、そういえば会社に必要な人を選ぶために多くの人に会ってきたけど、プライベートの人間関係を広げるために人と出会ってたっけ・・・?」

 

基本的に一人でいることに苦痛は無いですし、孤独とは無縁の生活を送っていることが災いしてか、社外の人と積極的に出会おうとしていなかったんですね。生きていく上では特に必要を感じなかったですし。

 

でも昨年30歳になり、いざ自分のこれまでとこれからを考えると、「このままでいいのか?」と疑問をもつようになりました。

 

まず、「雇われるままの生き方でいいのか?」ということ。

真剣に考えて、私の世代(30歳あたり)の人たちが将来年金をまともにもらえる保証はありません。定年がいくつになるかわかりませんが、おそらく75歳くらいではないかと推定しています。ひょっとするとそこまで生きられないかもしれないし、生きていても悠々自適な年金暮らしはなんて絶望的。となると、私たちは死ぬまで働かないといけない。なんだかそれだけで軽く絶望できるのですが、どうせ働くなら、少なくとも嫌なことはしたくない。趣味を仕事にするというわけではありませんが、せめて好きなことを仕事にして生きていきたい。

 

そう考えるのは、別に変わったことではないでしょう。といっても、なかなかバブルを味わった年代の方々には理解してもらえませんが。恐ろしいことに、戦後急成長を遂げた日本の好景気が、またやってくるだろうなんて思っている思考停止な人もザラにいます。生まれてこのかた一度も好景気を経験していない私の世代の人間には、好景気がどういったものかが感覚的にわかりませんし、そんなわからないものがやってくると盲目的に信じることなどできません。

 

もともと生まれ育った京都で就職し、営業の仕事が心底嫌になった25歳のとき、ぼんやりと夢描いていた「自分の店を持つ」という気持ちが強くなり、ある飲食店の店長として働き始めました。時を同じくして東京に異動しましたが、ここでのあまりに忙しい仕事環境に心身ともに疲労ですり減り、逃げるように辞めた後にとりあえず生活のためと働き始めた会社が壮絶なブラック企業でさらに心を病み、鬱寸前で病院にかけこんだ結果は適応障害。現在はだいぶ快復しそこまで問題はなくなりましたが、今までの仕事の折々で心のつらさから対人関係に支障をきたした結果、友人関係をすべて断つことを選んできました。

 

正直、そのこと自体は大して問題がありませんでした。というのも、元々ひとりで何でも楽しめる性格ですし、仕事で他人と関わる分、家ではひとりでいたいという気持ちが強かったからですね。今でも特段友達が欲しいというわけではありませんが、これから「雇われない働き方」を目指すのであれば、信頼のできるパートナーや自分にないものを持っている人と関わりあっていかないと立ち行かないでしょう。

 

不純な部分もあるでしょうが、これがコーヒーミーティングを始めた理由です。

 

今までに3人の人と出会い、それぞれ私に無いものを持っている素晴らしい方々でした。

 

今は、もっと多くの人に出会いたい。そんな気持ちでいっぱいです。

 

 

渕上 聖也

 

 

 

マジメすぎて、苦しい人たち―私も、適応障害かもしれない…

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