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http://hentenna.hatenablog.com/entry/2014/03/09/121004

就活生を摩耗させる「リクナビ」という社会の害悪

※この記事はH26.4.3に『リクナビのトップで、空想上の「あなたに似た同期」の尻を追いかけ回すグラフを表示する意味とは』から改題しました。

 

つい最近こんな記事を書きました。

リクナビのトップで「内定を獲得した先輩は、あなたよりも多くエントリーしています。」と煽られる無惨な就活生 - ヘンテナブログ

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「内定を獲得した先輩は、あなたよりも多くエントリーしています。」

リクナビのトップ画面にこのような表記がされ、具体的なエントリー数とグラフで煽ってくる意味不明なシステムについて書いたのですが、私だけじゃなくて方々で記事がアップされて広まっていますね。

 

さて、このグラフで気になるのは「あなたのエントリー数」が「内定を獲得した先輩」を追い越したときにどう表示されるのか?というところだと思います。

 

「内定を獲得した先輩」以上にエントリーしている方はいないかと検索していたところ、Twitterアカウント・ジャガイモさん(@nishinerima)のツイートで興味深い画像を発見しました(ジャガイモさんには紹介許可を頂きました)。

 

 

 これを見て唖然としました。

「内定を獲得した先輩」の数字を遥かに超える数の会社にエントリーをしている、リクナビユーザーの友人(ジャガイモさんの)にではなく、その下のオレンジ色のバーに!

 

私が以前に書いた記事の写真では「内定獲得した先輩に追いつく!」になっていますが、ジャガイモさんがアップした方の画像は「あなたに似た同期に追いつく!」に変わっています。しかも、その「あなたに似た同期」がエントリーしている会社数は・・・200を超えてもはや計測不能の箇所にまで到達しています!どうやって追いつけというのだ・・・。

 

おもしろかったのが、この写真に対してのジャガイモさんのコメント。↓

 

 

いやもう、その通りだと思います。

「あなたに似た同期」とは、きっと想像上の存在なのでしょう。ゆえに、追い越すことはかなわない。

 

前回の記事でも書きましたが、追いつくことに意味があるとは思えません。ましてや、追い越したからといって内定が貰える保証はありません。

 

リクナビ側は、このシステムをつくっている段階でユーザーが「内定を獲得した先輩」のエントリー数を超えてしまう可能性を当然ながら考えていたはず。超えたあとは(空想上の)「あなたに似た同期」の尻を追いかけ回すシステムにして、永久に走らせ続けるなんて 、あまりに惨い。

 

ホントおかしいよ、こんな就職活動。

誰か、このシステムの真実を暴いてほしい。

 

 

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