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教師がのど自慢に出場するため年休を使用した件に、問題をわざわざつくりだすマスコミの浅ましさを見る。

この記事を読みました。

「ブラック体質が好きなんじゃ?」教師が年休使ってのど自慢出演 報道に疑問の声

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問題のないところに、わざわざ問題をつくりだすマスコミ

今年の4月に、埼玉県西部のある県立高校で50代の女性教諭が自身の長男が通う別の高校の入学式に出席するために、担任を務める1年生の入学式を欠席していたことが波紋を呼びました。そのことについては以前に記事を書いています。↓

教職は「聖職」であるという幻想 〜学校はブラック企業化している〜 - ヘンテナブログ

 

今回取り上げた元記事も似たような表題だったので、またマスコミが問題にしているのかなと思って読んでみたのですが、どうやら毛色が違うようです。

 

埼玉で4月にあった上記の件では、入学式の日に「担任がいないことに気付いた新入生や保護者から心配、不安の声が上がった」と教育長からの報告があったそうなので、一応ボヤ騒ぎのようなことはあったみたいですが、今回の件はそうではありません。毎日新聞の公式記事から引用してみましょう。

 

公立中学教諭:のど自慢か、授業参観か…年休取り出演 - 毎日新聞

中部地方の公立中学校に勤務する50代女性教諭がNHKの番組「のど自慢」に出演するため、担任のクラスの授業参観と学校行事を欠席していたことが関係者への取材で分かった。

(中略)

校長は「本人は授業参観と重なったことを気にしながら年休を申し出た。あまり好ましくはないが、許可せず本人の教育への意欲をそぐより、許可した方が教育に身が入ると判断した」と説明。「生徒や保護者からの不満の声も届いていない」と話している。

 

 中学校がある自治体の教育委員会は「校長が許可したのであれば、それが適切な判断だったと理解している」としている。

 

この記事によると、マスコミが関係者に取材したことで始めてわかったことのようです。決して「生徒や保護者から不満が出たから」でないことは、当学校の校長自らが述べていることからも分かります。さらに、教育員会も校長の判断を認める発言をしていますよね。つまり、マスコミはわざわざ火のないところに火を点けていったことになります。

 

正当な手順を踏んで年休を取得し、それを上長が認めている。そこになんの問題があるというのでしょうか。毎日新聞記事の末尾には評論家の言葉も引用されていますが、こちらが首を傾げたくなるような内容でした。↓

▽評論家の赤塚行雄さんの話 手続き上は問題ないとはいえ、保護者が来校する大事な行事よりプライベートを優先するのは、教師の姿勢として疑問を抱かざるを得ない。教師である以上、自らの務めを自覚する必要がある。許可した校長の判断にも首をかしげる。

 

勝手に問題視しているマスコミに批判的な意見が多いTwitter

 

ハフィントンポストの記事でも紹介されていますが、やはり勝手に問題視しているマスコミに対して批判的なコメントが多いようです。現時点で最新のツイートを紹介してみましょう。

 

 

私も全体的にアグリーです。ナスカの痴情ェ (@synfunk) さんが言うとおり、こういった事を叩く人って、なんだかんだ「ブラック体質」が好きなんじゃないでしょうか。または、「俺はこれだけ毎日残業してるんだからお前が早く帰るのは許せない」といった逆切れパターンのような気がします。

 

勝手に問題をつくりだして世間を煽る低レベルなマスコミを見ていると、「マスゴミ」と揶揄されてもしょうがないなと思います。ブラック企業をなくしたいのか、ブラック企業を推進したいのか、はっきりしてくれ。

 

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