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映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』初日舞台挨拶に参戦!「再構築」した聖闘士星矢の魅力とは?

燃え上がれ、俺の小宇宙(コスモ)よ!

映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』

昨日6月21日に、新生・聖闘士星矢(セイントセイヤ)の映画が公開されました。私は1982年生まれの31歳なのですが、まさに聖闘士星矢世代の人間。週刊少年ジャンプの連載開始が1986年で、連載終了が1990年。しかし私が聖闘士星矢を知ったのは1986年から始まったテレビアニメ版でした。再放送も含めて何度観たかわからないくらいですね。オープニング映像が死ぬほどかっこよくて、家でも学校でも熱唱していたことを思い出します。
 
 
ちなみに第2期のオープニングもカッコいいですよ!
 
 
さて、そんな聖闘士星矢が連載開始から30年近く経った2014年の今、新生聖闘士星矢として生まれ変わりました。今までもスピンオフやその後を描いた作品はいくつか出ているのですが、今回公開された映画は、聖闘士星矢の中で最も人気のあるエピソード『サンクチュアリ12宮編』を現代風に新解釈した内容となっています。登場キャラクターやストーリーなど大筋に変更点はありませんが、時代背景やモデリングは現代の若者像を取り込んだ仕様に変更されていました。
 
例えば聖闘士星矢の主人公・星矢(セイヤ)
下の写真左側が原作マンガの星矢で、右側が新生聖闘士星矢での星矢。イケメンに拍車がかかっていますし、聖衣(クロス)のデザインも洗練されているように見えます。マスクをかぶった写真は、最近の仮面ライダー等のヒーローモノをイメージさせますね。
※ちなみにこの写真は、新生聖闘士星矢を劇場で観たお客さん先着5万名に配布される特典冊子です。青銅聖闘士だけでなく黄金聖闘士の対比画像も掲載されていますよ! 
 
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この画像を見てわかる通り、新生聖闘士星矢は今までの平面アニメではなく、3DCGアニメに生まれ変わっています。実際の人間が演じているかのように見えるグラフィックがウリなのですが、こと日本の3DCGアニメに良作はあまりみられないように思います。人間の表情とは本当機敏なもので、どうしても3DCGだと無機質な印象や不自然な表情になってしまうことが少なくありません。しかし、新生聖闘士星矢に出てくる聖闘士たちの表情はとても豊か!本当に人間が演じているんじゃないかと思うシーンがいくつもありました。これは公式ホームページで公開されているプロモーションビデオでもよくわかりますので、ふたつほど紹介しておきますね。
 
  
聖闘士星矢 文庫 全15巻 完結セット (集英社文庫―コミック版)

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舞台挨拶付き上映に参戦!

 

そんな新生聖闘士星矢をひと目見るべく、上映初日6月21日に観にいってきました。なんと初日に7回も行なっているという声優陣の舞台挨拶付きで。私が参加したのは最終回の7回目、銀座にある丸ノ内TOEIでした。少し早めに劇場に行くと、目の前に聖闘士星矢のトラックが!これは目立つ。そして舞台挨拶目当てのお客さんでごった返していました。アニメということもあり、声優さんのファンが多いのか若い女性のお客さんが以外と多かったですね。どう考えてもリアルタイムで初代聖闘士星矢には触れていないであろう若い人たちも取り込めているのはおもしろい。もちろん私と同世代やもっと上の世代の方も多かったです。聖闘士星矢に対して想うことは皆違うでしょうが、ここまで多くの人に愛される作品であることがファンとしてはとても嬉しい。
 

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舞台挨拶は上映前に行なわれました。大体10分くらいかな。声優陣のみなさんが語る映画の見どころなんかは舞台挨拶の基本だと思うのですが、そんな厳かなムードで行なわれるはずがないのがこの聖闘士星矢という作品。今はもう死語と化している言葉『熱血』を体言化したようなこの作品を語る上では、誰もが小宇宙(コスモ)を爆発させてしまいます。数多く叫び続けてきた声優さんは、ここぞとばかりに必殺技名を叫んでいました。
 
「ペガサス流星拳!」
「盧山昇龍覇!」
「ダイヤモンドダスト!」
「ネビュラチェーン!」
「鳳翼天翔!」 
 
映画中でももちろん聞けるとは言え、声優さんの生声で必殺技が聞けるのは感慨深いものがあります。笑い要素もたっぷりで実におもしろい舞台挨拶でした。
 

 

 ちなみに今回の舞台挨拶には、やけにピンク色の服やハッピで参加しているお客さんが多かったのが印象的。というのも、聖闘士星矢のヒロインである城戸沙織こと女神アテナの声を演じているのは、今会えるアイドル“ももいろクローバーZ”のピンク・佐々木彩夏だからなんですね。ももクロのライブでは推しメンのカラーに自分の身を染めるのが定番なのですが、そのあーりん(佐々木彩夏の愛称)が登場する舞台挨拶でも、変わらずその衣装で応援するファンたちに熱い小宇宙を感じました。
 
ちなみに舞台挨拶で、あーりんが各キャラクターの名前をセリフとして叫ぶシーンがあったのですが、当然ながら主人公の星矢はあーりんに一番呼ばれる回数が多いわけです。あーりんが「セイヤくん!」と言うたびに、本名がセイヤの私は胸が高鳴ったのは言うまでもありません。この時ほど自分の名前がセイヤでよかったと思ったことはありませんね。
 
 
余談ですが、ももクロのいくつかの曲を作詞している只野菜摘さんは、アニメ聖闘士星矢第2期のオープニング曲『ソルジャードリーム』を作詞していらっしゃいます。思わぬところでももクロと聖闘士星矢が繋がっていて驚きました。 
 

 

聖闘士星矢 Blu-ray BOX I

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新生聖闘士星矢の出来は?

さて、約90分の映画にまとめられたサンクチュアリ12宮編の物語はどうだったのか。

原作でもっとも人気のあるストーリーをたった90分でまとめられるのか?大変心配していました。しかし、重要なエピソードはきっちり描いた上で新解釈がふんだんに行なわれており、原作を知っている人なら「そうきたか!」と驚かされる部分も多かったでしょう。結論から言って、想像以上におもしろかった!

 

舞台挨拶中に声優さんたちが何度も言っていたように、グラフィックの美しさは尋常ではありません。現実と見まごうばかりの美しさです。90分に圧縮していることもあり、2分に1回くらいの割合で盛り上がりがやってくるといった感じでしょうか。目が離せないとはまさにこのこと。

 

「新生」「新解釈」であるゆえに事前に理解してほしいのですが、これは原作マンガのキャラクターとエッセンスをふんだんに取り込んで再構築した聖闘士星矢なんですね。ですから、「原作ではシャカと一輝が闘っていたのに!」とか「何でサンクチュアリがギリシャじゃないんだ?」と文句言うのは筋違いというものです。これは原作が深く愛されているからこそ起きるクレームだとは思うのですが、新生聖闘士星矢は現代の技術と世界観を利用した見事な「最構築」であると私は思いました。

 

ただ、長い原作を90分にまとめた圧縮感は半端ないので、個々のエピソードを補完するスピンオフやOVAなどを出してほしいなぁという気持ちはあります。せっかくこれだけの魅力的なキャラクターを新しく産み出したのですから、これで終わるのはもったいない。ぜひ海王ポセイドン編や冥王ハーデス編も「再構築」してもらいたいと思います。

 

いやぁ、おもしろかった!

 
聖闘士星矢のストーリーを簡単にまとめた記事があったのでご紹介。ユーモア抜群ですw


あまりにおもしろかったので、ステッカーとドッグタグを買ってしまった…。何に使うのか考えもせずに。

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聖闘士星矢: 聖闘士星矢 Movie別冊

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聖闘士星矢 映画化記念スペシャルBOOK (e-MOOK 宝島社ブランドムック)
 

 

おまけ・車田正美 原画展 フォトレポート

新生聖闘士星矢とのコラボレーションか、原作者の車田正美氏の画道40周年を記念した原画展が渋谷パルコpart1で開催されています。せっかくなので映画を観る前に行ってきました。こじんまりとした展示ではありましたが、映画を見る前に自分の小宇宙(コスモ)を高められて満足でした。写真撮影も可能でしたので、フォトレポートにしておきますね。

 

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