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いじめの原因は『空気』…自殺した少年が残した解決法は「笑顔でいること」

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この記事を読みました。

中3自殺:松竹景虎君が残した夏休みの作文 いじめテーマ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

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『いじめが起きる仕組み』を書いた作文

今年の1月、長崎県新上五島町にある町立奈良尾中学校3年生・松竹景虎さんが自殺したと報道されました。原因は断定されていませんが、いじめを苦にしての自殺と考えられているようです。此度の報道は、昨年の夏休みに松竹さんが「いじめ」をテーマにした作文を書いていたことがわかり、しかもその内容はいじめられていた自分についてではなく「いじめが起きる仕組み」が書かれていたことでした。

 

当時、すでにいじめられていたのかもしれません。だとすれば相当つらい毎日を送っていたでしょうに、こうも客観的に「いじめが起きる仕組み」について書けるとは。私もいじめられた経験があるのでわかるのですが、この作文内容は「いじめ」の本質を突いたものであると思います。もちろんこれが全てではありませんが、これだけ明確に理解していながらもいじめには耐えられなかったということなのでしょうか。むしろ理解していたからこそだったのか。あまりにも哀しすぎます。

 

その作文内容は、先に紹介した琉球新聞の記事に一部が公開されています。このブログでも作文内容を引用しながら、「いじめ」とは何なのかについて紐解いてみようと思います。

 

いじめの原因は、『空気』

空気(一部抜粋)

情報社会である現在、毎日膨大な情報が流れてくるが、必ずといっていいほど目にする記事がある。それがいじめ問題だ。「中学の男子生徒がいじめにより自殺しました」などという事件が起こるのが最近はあたりまえと思う人が増えていると思う。

 あくまで客観的に書かれていますが、当時すでにいじめられていたとすれば、なかなかこのように客観的には書けないのではないでしょうか。ましてや日記ではなく学校の作文で。

 

いじめの加害者の気持ちを想像してみた。主な理由は二つほど考えられる。一つ目は、いじめという行為が楽しい。「相手の反応がおもしろい」などがよく補足としてつけ足される。このての加害者は恐らく、自分がその苦痛を知ることでしかやめないだろう。

 

 私をいじめてきたのは、このタイプの人間でした。単純に人をいじめて慌てふためく姿を見るのが楽しかったようですね。どうやら私以外にもいじめ対象者がいたようで、私にいじめ甲斐がないとみると、飽きてしまったかのように対象者を変えました。今思えば私の代わりにいじめの対象となった人には申し訳なかったと感じますが、当時はホッとしたものです。

 

松竹さんはこの手の加害者に対して「自分がその苦痛を知ることでしかやめないだろう」と書いていましたが、私がとった行動は「いじめ甲斐がない」と判断させる行動を取ることでした。具体的には、いじめられても平気なフリして笑ったり、殴られても平静を保こと。結果的にいじめ甲斐がないと呆れられ、それから無視されるようになり治まりました。もちろんこれがベスト方法というわけではありません。下手すると、いじめ甲斐を感じるまで殴られていたかもしれませんから。「これをすれば確実にいじめから逃れられる」というものがあればいいのですが、現実はそんなに甘くないんですね。

 

 

二つ目は、周りの友達に合わせているからだと考えられる。そう、ほとんどの人が自分が嫌われないように生活しているのだ。もし、少しでも友達が嫌いな子に優しくすれば、そのことを責められ、今度は自分がいじめの対象になるのではないかという不安と恐怖にかられる。それの連鎖がおこるから、周りの人に合わせるといじめがおこる可能性があると思う。

 

もっともたちが悪いのは後者の方だ。なぜなら、いじめが完全に終わることがほとんどないからだ。対象者は移り変わってもいじめは続く。

現実に多い加害者は、ほとんどがこのタイプだと実感しています。要するに、主犯に対し共犯者がやたら多くなる仕組みなんですね。共犯者の行動はまちまちです。積極的にいじめに加担するタイプもいれば、単に無視するだけといった消極的なタイプもいます。結局は自分が被害者側に回らないために加害者に加担している形ですね。

 

自分がいじめの被害者になった途端、今まで友だちだと思っていた人が敵になったことがあります。具体的に何かしてくるわけではありませんが、一番わかりやすいのはやはり「無視」でした。昨日まで普通に話していた人に無視されるのはとてもつらい。しかも大体の場合は自分に責任がなかったりしますから、手の施しようがない。自分を取り巻く「空気」がすべて敵になったようなこの感覚は説明しづらいですが、簡単に言うと「死にたくなる」ようなものです。

 

では、いじめの原因は何かを伝えよう。それは「空気」だ。これが目に見えないものだから恐ろしい。いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気、いじめに参加しないといけない空気。いじめの加害者、主犯でさえも空気によって動かされているのだ。

松竹さんは明確にいじめの原因を書いています。『空気』であると。大元の加害者が空気によっていじめを行ない始めたかどうかは分かりません。しかしそれに付随する多くの加害者は、多かれ少なかれ「空気」によって動かされていると私も思います。

 

いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気

いじめに参加しないといけない空気

 

目には見えないけれど、確かに存在するその「空気」。

松竹さんはその「空気」がいじめを誘発することに気付いていた。しかし、気付いていてもどうすることもできない。それが「空気」なんです。

 

しかし、松竹さんはこの問題を解決する方法がひとつだけあると、作文に書いている。

 

この問題を解決する方法はただ一つ……。みんなが親友になることだ。そう、実はすごく簡単なはずなのだ。人の笑顔は人を笑顔にし、その笑顔がまた別の人を笑顔にすると思う。僕の好きな歌にこういう歌詞がある。「空気なんてよまずに笑っとけ、笑顔笑顔、笑うかどには福来たる」。暗い顔をしていてもいいことは起こらない。学校で習う数学の公式や英単語を忘れても、笑顔の大切さだけは忘れないでください。 

私がいじめの対象から逃げることができたのは、『笑顔』によるところが大きかった。もちろん心からの笑顔ではありません。心の中では絞め殺したいくらいに憎んでいましたから(その憎しみは今も消えていません)。しかし、いじめられ殴られてもひたすら笑ったんです。

 

理由はひとつではありませんが、これで泣いてしまったら自分のことを心底嫌いになってしまいそうだと思ったことは大きいです。いじめられてはいましたが、自分が嫌いではありませんでした。そして自分が悪かったとも思いませんでした。泣いてしまったら、きっとその流れで謝ってしまったでしょう。謝ってしまったら、何もしていないのに泣いて謝っている自分を許せなくなっていたかもしれません。その後に行き着く先は・・・。

 

だから笑いました。楽しくもないし、むしろ死にたい気分だったのにとにかく笑いました。「なんでこんな状況で笑っているんだろう」と思ったこともあります。しかし、笑っていればきっと事態は好転すると信じてひたすら笑っていました。

 

私の場合はそれでいじめから脱出することができました。もちろんいじめられている全ての人に同じことを薦めるつもりはありません。しかし、笑顔は伝染すると信じています。笑う門には福来たると昔から言うように、笑顔の人の周りには笑顔の人が集まります。今私が空気も読まずに笑っていることが多いのは、このときの経験があるからといっても過言ではありません。正直、心から笑っているわけではないこともあります。それでも笑顔でいるのは、そうしている方が幸せなことが多いからです

 

松竹さんが最後に引用した歌は、ももいろクローバーZの『ニッポン笑顔百景』でしょう。↓


桃黒亭一門 『ニッポン笑顔百景』 (LIVE) ♪ 【FHD】[12,09/08... 投稿者 hoshipi324

 

ひたすら笑顔にさせてくれるこの歌。

歌詞を一部抜き出してみましょう。

笑おう 笑おう さあ 笑いましょ

こんな時代こそ 笑いましょ

笑おう(ソイヤ ソイヤ) 泣いたら負けだ

やけくそ 笑いましょ

 

空気なんて 読まずに 笑っとけ

笑顔(笑顔!)笑顔!(笑顔!)

笑う門には 福来たる!

 

笑おう 笑おう 笑えなくても

笑うしかないでしょ 笑いましょ

笑おう(ソイヤ ソイヤ) 口角上げて

ひたすら 笑いましょ

 

バカらしい歌詞だと笑うでしょうか?

でもね、きっと松竹さんが書いた作文を読んでからこの歌を聴くと、不思議と泣き笑いのような表情になると思いますよ。

 

ももクロは「人を笑顔にすることで天下を獲る!」と明言していますが、松竹さんがももクロのこの歌を好きになった気持ちが私にはよく分かります。笑顔だけでは足りないのかもしれませんが、良好な人間関係や人生のベースとなるのはきっと「笑顔」なんだと私は信じたい。

 

松竹さんは「暗い顔をしていてもいいことは起こらない。学校で習う数学の公式や英単語を忘れても、笑顔の大切さだけは忘れないでください。」と締めています。この事件の後、せめて残った人々に笑顔の大切さが伝わっていれば。そう祈ります。

 

笑顔の大切さを歌う歌をふたつ、紹介しておきます。「ニッポン笑顔百景」と併せて、ぜひ聴いていただきたい。

 


高橋 優「福笑い」PV! - YouTube

 


Mr.Children - PADDLE (ap bank fes '10) - YouTube

 

ニッポン笑顔百景

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