第2回ブロガーミーティング!『バイアウトできるブログメディアをつくろう!』レポートをアップしました!
2014年4月27日(日)、リバ邸渋谷で開催した第2回ブロガーミーティング!『バイアウトできるブログメディアをつくろう!』のレポートをアップしました!
参加された皆様、ご協力ありがとうございました!
第2回ブロガーミーティング!『バイアウトできるブログメディアをつくろう!』
第2回となるブロガーミーティング。
前回はイケダハヤト講師による講義形式のミーティングであったため、主催した私が表立ってしゃべるのは最初の挨拶と最後の締めくらいのものでしたが、今回はイケダハヤトさんのアドバイスに従いグループワーク形式を取り入れたため、テーマトークと進行を全て私が担うことになりました。
…いやもう、それはたどたどしいものだったと思います。念入りにプレゼンテーション資料を作っていきましたが、噛むは飛ぶはで頭は真っ白に。事前に「プレゼンは事前準備が9割」と教わっていましたが、どうやら実践訓練が圧倒的に足りなかった様子。これから回数を重ねるごとにマシにはなるかと思いますので、どうかご容赦いただきたい。
ちなみに今回もブロガーミーティングをカタチに残しておくため、録音と撮影をさせていただきました。名前出しや顔写真NGの方には対応した上でレポートをアップしておりますが、もしも問題箇所がございましたら主催の渕上までご連絡ください。すぐに対応させていただきます。
参加メンバーはこちら♪
前回レポートと同様、まずはイベントに参加していただいたメンバーを、名前(公開できる方のみ)とブログ名の順で紹介します。(敬称略)
- イケダハヤト・・・イケハヤ書店 by @IHayato
- 浅野健太郎 ・・・実践、貧困脱出ブログ
- シブヤタクト・・・日常ぴよぴよ
- さーちゃん ・・・今日から私は!!
- 藤巻慎 ・・・M-Labo
- 池田仮名 ・・・太陽がまぶしかったから
- ツベルクリン良平・自省log
- (チェコ好き) ・・・(チェコ好き)の日記
- 吉田亮太 ・・・JACK HOUSE by @CaptainJacksan
- 中村文豪 ・・・豊丸文豪
- 渕上聖也 ・・・ヘンテナブログ
前回が13名だったので少し減ってしまいましたが、会場だったリバ邸渋谷の住人が4名ほど参加してくれたので、結果的には大所帯でした。
ちなみに太字の3名は初参加の方々です。初といってもまだ2回目ですけどね。せっかくなのでこちらでご紹介させていただきます。
さーちゃん(真ん中のロングヘアー女子)
(チェコ好き) さん(左端)
紹介すると言っておきながら、お二人とも名前出し&顔見せNGとのことだったので、顔にスタンプを押させていただきました。二人ともキレイな方なのに残念…。
さーちゃんは、このイベント企画の発端となったマッチングサービス・コーヒーミーティングで出会った女性です。元々ライター志望とのことで話が合い、私のススメでブログを書かれるようになりました。実は私、このコーヒーミーティングで出会った方5人ほどにブログを始めさせています。しかも私と同じはてなで。結構はてなに貢献していると思うんですけどねぇ。何か仕事振ってくれてもかまわないんですよ、はてなさん。
話が逸れました、さーちゃんは第1回ブロガーミーティングにも参加申請頂いていたのですが、残念ながら体調不良で参加できなかった過去があります。今回はリベンジで参加してくれました。ちなみに『今日から私は!!』というブログを運営されています。
(チェコ好き)さんは著名なブロガーなので、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。とっても読み応えのある記事を書かれていて、私が尊敬しているブロガーさんのひとりです。今回は私がTwitterで集客している際に、参加したいとメッセージを頂いたことからつながりました。こうやって著名なブロガーさんから声をかけてもらえるのは恐悦至極に存じます。やっててよかった、ブロガーミーティング。
吉田亮太さん
右側のスーツを着た男性が吉田亮太さんです。吉田さんはちょっと変わったカタチで参加頂きました。第1回ブロガーミーティングのレポートをTwitterで拡散していた際、イケダハヤトさんがリツイートしてくれたものをフォロワーだった吉田さんが見て「次は参加したいです!」とコメントされていました。それを見た私が直接吉田さんに「次回は来てくださいね」とコメントし、結果来ていただくことになりました。
ちなみにブロガーミーティングなのになぜこの写真の男性二人はゲームをしているのかというと、実は吉田さんは世界で約800万本売れた任天堂の格闘ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズDX」の元世界チャンピオンで、日米欧6カ国の大会に出場された経験があるとのことなんです。それを知ったリバ邸渋谷の住人がゲームを引っ張り出してきて、ブロガーミーティング後に熱い闘いが繰り広げられたというわけです。楽しそうで何よりです。
ブロガーポータル(仮)の提案
※第1回ブロガーミーティングについてはこちらを参照ください。
さて、またしても前置きが長くなってしまいましたが、第2回ブロガーミーティングの内容について触れていこうと思います。
初参加の方もいらっしゃいましたので、まず最初に第1回ブロガーミーティングの振り返りを行ないました。一応事前にプレゼン資料をつくっていましたので、SlideShareにアップロードし当記事に載せておきました、大した資料ではありませんが第1回ブロガーミーティングについてよく知らない方は目を通していただければと思います。↓
第2回ブロガーミーティングのテーマは「バイアウトできるブログメディア」をつくること。もはや出資を受けてブログメディアを運営するのは普通のことになってきています。具体的な例は、第1回ブロガーミーティングの際にイケダハヤトさんからお話がありましたので、詳しくは第1回のレポートを参照ください。
バイアウトできる価値のあるものをつくるにはどうすればいいか。
現時点ではファッション・旅行・資格・医療系求人などにバイアウト需要があるのではないかと考えられていますが、このイベントはそもそもブロガーが集うミーティング。であるならば、ブロガーのためになるメディアをつくるのが筋ではないか。
これからは個人が活躍する時代になるとさかんに言われていますが、ひとりがひとつのメディアを持つようになるかもしれません。そのさわりとして「ブログを書くこと」は、参入障壁の低さからしても非常に手っ取り早いものとなるでしょう。ブログを起点として活動の幅を広げていく人は今後増えていくと思います。しかし簡単に始められる反面、簡単にやめられるものでもあります。
やめるに至る理由はいくつもあるでしょうけれど、「アクセスが増えない」ことで心が折れる人は多いんじゃないでしょうか。アクセスアップの秘訣は書き続けることですが、アクセスが増えないことによって書き続ける意欲も減退してしまいます。天才じゃなるまいし、そんなにすぐアクセスなんて増えるものではありません(わかっていてもしてしまうのがアクセス解析なんでしょうけれど)。
すぐにアクセスが増える魔法はありませんが、そんな弱小ブロガーの意欲をカバーできるようなブログメディアはつくれないか。そこで考え出したのが『ブロガーポータル(仮)』というものです。
想定したのは名前の通り、強弱問わずブロガーが集まるポータルサイトの構築です。
プロブロガーのイケダハヤトさんに監修として入っていただき、名のあるブロガーさんが名を連ねるポータルサイトに意欲のある弱小ブロガーも名前を並べられ、あくまで並列的にそのポータルサイトにブログ記事を掲載することができる。記事はこのポータル専用でもいいし、忙しい人は転載するカタチでもいい。お客さん側には「このポータルに来れば何か面白い記事が読める」というメリットを提供し、弱小ブロガーはそのポータルに記事を載せることで人の目に触れる機会を増やし、かつ自分の情報と自ブログへのリンクを積極的にアピールすることで流入を増やす。強力ブロガーへのメリットはまだ深く考えられていませんが、別の強力ブロガーとのコラボレーション記事をつくって相乗効果を期待したり、弱小ブロガーにブログ指導をしてインセンティブを発生させるなどのシステムを検討しています。
いろいろ調べたり聞いてみたりしたのですが、ブロガーだけを集めてのこういったポータルは前例がないようです(もしかするとあったのかもしれませんが、上手く構築できなかったのかもしれませんね)。それだけに、何か意外性のある面白いポータルがつくれるような予感がしています。余談ですが、イケダハヤトさんにも「面白そう♪」と思っていただけました!
ブロガーミーティングレポート!
私のプレゼン後、チームを大きく3つにわけてグループワークをしていただきました。議論していただく内容は、この「ブロガーポータル(仮)」のシステムやUI、ネーミングに至る全体をどうしていけば面白いものになるかについて。我ながらなんて幅広い議題なんだとは思っていましたが、せっかく集まっていただいたメンバーにも「ブロガーポータル(仮)」の構築に携わっている気持ちを持っていただきたかったので、無理を押し通して議論していただきました。
※ちなみにイケダハヤトさんはチームに所属せず、各チームのアドバイザー的な位置づけで各チームを回っていただきました。
それではそれぞれのチームの様子を、せっかく撮らせていただいた写真を使いながら紹介していこうと思います。また、チーム分けは特に事前には決めておらず、座っていた場所を適当に区切って選定させていただきました。
Aチーム
まず最初のAチームは、今回のブロガーミーティング開催場所にリバ邸渋谷を提供してくださった中村文豪さんを中心とした構成。リバ邸渋谷の管理人・松井さんや、第1回のコーヒーミーティングにも参加してくださった方もいらっしゃいます。メンバーの性格的にも、冷静かつ真面目な議論を交わされている印象を受けました。
Bチーム
Bチームはリバ邸渋谷のもうひとりの管理人・小野寺さんを中心とした構成。女性陣はおふたりともこのチームになってしまいました。私が所属するなら断然このチームがいいです。吉田さんがムードメーカーとなって、議論を盛り上げて下さいました。
Cチーム
Cチームには、ツベルクリン良平さんと池田仮名さんという著名なはてなブロガーが核となって動いて下さいました。ちなみに1枚目の写真でカメラ目線なのは浅野さんという私の友人で、カメラを向けると大体あんな感じの人です。Cチームはホワイトボードのある会議室だったこともあり、具体的なイメージ図を描いての結構深いデザインまで議論していただいたようです。
各チームによるプレゼン
大体1時間くらいミーティングを行ない、休憩を挟んでチームプレゼンタイムへ。
Aチームから順番に、発表していただいた意見をまとめてみました。
Aチーム
まず、ブログを書けない理由って何があるだろうと考えた際に「何を書いていいかわからない」じゃないかという意見が出た。ブロガーポータルに転載する以外で何か記事を書くとなったとき、何を書いたらいいのかわからず尻込みしたり、最悪そのままフェードアウトしてしまうことも考えられる。なので書く敷居を下げるシステムを導入してはどうか。
例として、このブロガーミーティングが企画される元となったマッチングサービス・コーヒーミーティングのプロフィール欄のように各ユーザーごとにタグを設定し、それぞれのブロガーにどんな趣向があるのかオープンにしておく。そのタグ同士が引っ掛かったブロガーは共通言語があるはずなので、そのテーマを元にChat Padのような機能を使って対話し、それを記事にするのはどうか、とのこと。
※ちなみにコーヒーミーティングのタグとはこんなものです↓
http://coffeemeeting.jp/hentenna_project
これは私の例ですが、例えば「教育」「京都」「糸井重里」についてタグを登録している人同士だとタグの色が変わるんですね。この仕組みは面白いと思いますので、ブロガーポータルにもタグ導入を検討します。
その他に、「出だしよければすべてよし」ということで、ポータルのトップページにはブロガー名ではなく「記事の書き出し」を並べるという意見も出ました。確かにブロガー名だけで記事を選ぶお客さんは多いと思いますし、結局弱小ブロガーの記事はアクセスされないかもしれません。書き出しだけを並べるカタチだと、ある意味フェアになるかもしれませんね。
※参考サイト↓
Bチーム
それではBチームにいきましょう。
Bチームでは、運営側とユーザー側両方の観点で考えていただきました。
運営側
- せっかくブロガーが集まるのであれば、コラボ記事がおもしろいんじゃないかとのこと。これは記事をコラボして書くだけではなく、それぞれが得意としているがなかなか結びつくことがないテーマ(例えば「教育」と「音楽」など)を組み合わせて書いたり、それこそ強力ブロガーと弱小ブロガーの組み合わせなども、ブロガーポータルならではのおもしろさがある。
- 弱小ブロガーが、自分のブログを添削してほしいと思う強力ブロガーを指名して添削してもらえるシステム。ただそれだけでは強力ブロガーにあまりメリットが無いので、金銭や名誉など何らかのインセンティブが必要かもしれない。
ユーザー側
- レコメンド機能は取り入れた方がいいのではないか。例えていうならグノシーのような仕組み。強力ブロガーにキュレーターとなってもらうか?
その他にも
- 収益化
- 個人ブランディング
- とにかく好きなことを書いてもらう仕組み
などは導入したほうがいいのではないかとのことでした。私もオールアグリーですね。
Cチーム
Cチームは、池田仮名さんが短時間でプレゼン資料までつくって提案していただきました!スゴイ!
提案頂いた内容を箇条書きで紹介させていただきます。
- ブロガーはアクセスが伸びないなどの反応が顕著に見られないことにより諦めてしまう、ないしは飽きてしまう。また、炎上してしまったことで書くのが怖くなってしまうことも考えられる。 そのことから、ある程度非公開の場所をつくった方がいいかもしれない。すぐにアップするのではなく、添削コーナー等を設けて登録ブロガーに見てもらってからアップするなどのワンステップ置くことも検討。
- レビュアーという要素をつくる。能力を認められた公認レビュアーには金銭などインセンティブを発生させるのもありか。
- 既存ブログとの連携機能をつける。
- トップとなるブログメディアコーナーには、レベルの高い記事のみを載せるようにする。それとは別に、おすすめの話題コーナーや記事がランダムに表示されるページをつくる。
- レベル、バッジといったゲーミフィケーション要素を取り入れる。
- ドメスティックモヒカンシステム(指摘してもらいたいひとにはそれが人目でわかるようなバッジをつける)。
イケダハヤトさんの提案
各チームのプレゼンを受けて、最後にイケダハヤトさんから提案をいただきました。こちらも箇条書きにて紹介させていただきます。
- 卒業制度を取り入れる。ずっと居座るのではなく、定期的にメンバーを入れ替えることで空気の入れ替えや新鮮みを出す。
- 記事はすぐにアップする。厳重なチェック機能を整えるよりも、いつ来ても新しい記事があることが大事。
- コラボ記事を主軸にする。せっかくブロガーが集まっているのだから、ブロガー同士でコラボして記事を書くのがいい。お互いをインタビューし合ったり、共同インタビューなどもあり。カテゴリやクラスタが違うメンバーがコラボして記事を書くことで、相乗効果を狙う。
- レベルの高い編集機能を備える。完全放置型ではなく、編集能力のある人に属して貰いたい。
- 「強力ブロガーがちゃんとみてくれるブロガーポータル」というコンセプトを崩さない。強力ブロガーにメリットがあるような仕組みをつくらなければならない。付加価値的な有料サービスを導入したり、有料グループをつくるなど、マネタイズも視野に。noteのような投げ銭システム、続きを読む際課金システムもありか。
- 定期的にイベントを行なう。あるテーマについて一斉に記事をアップするのもおもしろい。ブロガソンを実施するなど、みんなで書ける感を煽る。
- 未熟でもいいんです!をアピール。
- story.jp的に、自己紹介を書かせることから始める
- ブログのリニューアル支援や、コンサル的活動を行なう
イケダハヤトさんがおっしゃるには、編集機能がとても大事になるメディアになる予感がするとのことでした。
第2回ブロガーミーティングを終えて
最後に私から感謝の言葉を述べて、第2回ブロガーミーティングは終了となりました。
かなりたくさんのご意見や提案をいただき、当然の如くその場でひとつの道を示すこと等できませんので、一度持ち帰らせてもらって進捗は随時各メンバーに連絡するカタチをとることにしました。
自分で言うのもなんですが、これはかなり面白いブログメディアができるんじゃないかとワクワクしています!イケダハヤトさんの後押しもあったことも大きく影響していますが、(少なくとも成功した)前例がない企画のようですので、他の著名なブロガーや編集者のかたに強力を仰ぎ、頓挫しないように進めていこうと思います。
まだハッキリしたことは決まっていませんが、規模的に持ち出しで制作・運営するのが難しくなってきましたので、企画書をつくってVC等に支援をお願いしにいくことになるかもしれません。そんなことは今までにしたことがないので、こういった案件に詳しい中村文豪さんに強力してもらいながら進めていきます。
つきましては、当企画に何か協力できそうだと思った方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!企画・運営・システム…全ての部分で知識や経験が足りていません。もっといいアドバイスができる!という方からのご意見もお待ちしております。
ちなみに、第3回ブロガーミーティングは6月1日(日)に行なうことが決定しました!まだ内容はおろか場所も決まっていません(おそらく新宿か渋谷になると思いますが)。決まり次第正式にアナウンスしますが、参加したい!という方がいらっしゃいましたら早めに私までご連絡をお願いいたします。
長いレポートになってしまいましたが、楽しんでもらえましたら幸いです。続報は随時このブログでも発表していきますので、楽しみにしておいてくださいね。
※最後に、ブロガーミーティング終了後にスマブラで遊ぶ参加者の写真で締めさせてもらいます。